ケアマネから腰椎圧迫骨折の方の住宅改修の依頼があった。
腰椎圧迫骨折の方がここのところ続いている。今回の対象者の前は円背があり、
多発性圧迫骨折でトイレや浴室や廊下に手すりを必要とした。その前は骨粗しょう症で
圧迫骨折をして歩行器利用の方だった。今回の対象者がどのような方かさっそく訪問した。
新興住宅地、木造2階建て、築35年、一般住宅。
対象者は腰椎圧迫骨折で下肢筋力低下によって日常生活動作が低下していて改修が
必要になった。両下肢に廃用性萎縮があるようだ。数年前から腰痛で近くの整形外科に
行ったところ骨粗しょう症と診断されて、通院リハビリを受けていたが、両足のむくみが
悪化して歩行困難になり、全身の動きが悪くなった。そこで腰椎圧迫骨折が判明した。
転院してリハビリ治療を行った結果、移動は車いすから杖歩行になり、階段の昇降も
少しではあるが介助があると可能になった。
この状態で確認のため数歩歩いてもらい、出来ること出来ないことを確認し、要望を聞いた。
家族の介護支援は難しい状態だった。介護支援が難しいため自立で出来ることはなるべく
介助なしで生活したいとのことだった。
要望は外出のための玄関外の階段手すり、室内の廊下、便所、浴室にそれぞれ手すりの設置。
築35年だけど、室内の敷居の段差は少なく、その対策はほとんど必要なかった。
廊下の手すりはなるべく両側に付けるようにして、トイレは出入口前後と便器の前で
回転するための手すりを設置。浴室はしばらく浴槽に入ることを控え、シャワー浴に
するための手すりとして設置した。
この計画で見積を提出し、施工した。