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多発性脳梗塞と住宅改修

ケアマネから多発性脳梗塞の方の住宅改修の依頼があった。

 

脳梗塞の方の住宅改修はよくあるけど、多発性となると何が変わるのだろうか。

 

脳梗塞が多発することで身体の動きに変化があるのだろうか。想像がつかない。

 

さっそく対象者宅を訪問した。既存住宅地、木造2階建て、築10年、一般住宅。

 

 

 

対象者は多発性脳梗塞により入退院を繰り返し、四肢の筋力低下が顕著になったようだ。

 

右股関節の変形もあり、歩いている時に痛みがあるらしい。生活動作はゆっくり。

 

しかも、失禁や動作の遅れでトイレを汚すこともある。動作そのものは右股関節を

 

かばっているのか、右を引きずるような動きもある。脳梗塞による左右の変化は

 

多少残っているものの、どちらかというと筋力低下で動きが悪くなっている感じがした。

 

しかしそれは素人目にはよく分からない感じもあった。

 

また、家族の協力があり、介護はできている。それでも、常に目が離せない状態の介護。

 

それと家族内で失禁やトイレを汚すことをよく思っていない人もいることで家族内が

 

ぎくしゃくしている。大変なことになっていた。

 

このような状況で動いてもらい、出来ること出来ないことを確認し、要望を聞いた。

 

 

 

外階段が9段ある。デイサービスに行くためにどうしても階段に手すりが必要だった。

 

動きからして、階段の両側に必要なくらいだった。しかし予算との兼ね合いがあり、

 

とりあえず片側に着けることにした。そのほか玄関内に手すりを着けることにした。

 

この計画で介護保険の住宅改修の事前申請を行った。

 

 

 

申請中、自宅のトイレ前で転倒した。その時に大腿骨頸部骨折で入院することになった。

 

家族からその連絡をもらい、よくなってから再度申請することにして、今回は申請を

 

取り下げることにした。

 

 

 

その後、ケアマネからの連絡で歩くのが大変な状態になっていて、歩けるようになるまで

 

かなりに時間がかかるようだった。 その後は連絡はなかった。