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外手すりと住宅改修

障害がある場合、玄関前、門扉周辺、門扉と玄関前をつなぐ庭には外手すりが必要になる。

 

屋外用手すりの種類として各メーカーいろいろ出している。

 

直線の手すり、きれいな曲線を描くような手すり、太い手摺、平たい手すり、

 

装飾製のある手すり、局所に使える個性的な手すりなどなどメーカーも工夫している。

 

 

 

1)まずは材料について

 

* 鉄製の昔ながらの太い手すり、サイズは各種いろいろある、

 

* ステンレス製及びアルミ製のパイプ素材を使用し手すりにしたもの、

 

* 鉄を芯にして、樹脂を被覆している手すり、自在に曲線を作ることが出来る

 

* アルミニウムを芯にして、可塑性弾性体等を被覆していて柔らかさを感じる手すり、

 

* ステンレスパイプに樹脂被覆製の手すり

 

* ステンレス製の平たい手すり、ステンレス製の太い丸い手すり、

 

だいたい、このようなものが世に出回っている一般的な屋外用手すりである。

 

 

 

2)屋外用手すりの一般的太さ(径)

 

現在の太さの主流は、32~34mm多い。平たい手すり(5217) 楕円形(6626) 

 

鉄製やステンレス製は太さを選ぶことが出来る。

 

 

 

3)製作メーカー

 

積水樹脂 矢崎化工 四国化成 TOTO マツ六 日本化学産業などさまざまだ。

 

このほか、ステンレス製や鉄製のものを鉄工所で個別に制作するものがある。

 

 

 

4)使い勝手と使用後一年以上

 

* 使い勝手は径が32~35mmの手すりはどれも同じようです。握って頼りになる。

 

* 径の太い手すり40mm以上は握ることが難しくなる。力を入れたい人には向かない。

 

* 平たい手すりは手をのせるようにして歩く方、リュウマチなどの関節を動かしにくい方などには有効な場合がある。メーカーは、平たい手すりはデザイン性を強調するが、実際使うのは別な意味で求めている。

 

* 中には太い手すりが持ちやすいという方もいるのでさまざまである。

 

 

 

かばさんでは実際カットサンプルを見て、持って、好みにより決めていただく。

 

 

 

使用後一年後は手入れのいい家は設置当初とあまり変わりない。

 

しかし、一般的に何もしない方が多い。

 

  柔らかい樹脂系のものは色があせたり変色している。多湿の場所では数年後、薄い苔のようなものが生えることもある。

 

  多少硬い樹脂はちょっと色があせる位である。

 

  ステンレス製は沿岸部で、小さな錆が発生することがある。

 

  鉄製は錆が出やすいが、塗装次第では錆の発生は違う。

 

 

 

以上のようなことを説明して、見積、申請、工事と進めていく。

 

しかし、「おすすめは」と聞かれることも多い。その時は無難なものを選ぶ。

 

屋外用手すりのカットサンプル

左から

*ステンレス芯に樹脂被覆製

 

*アルミ製の芯に樹脂被覆製

 

*アルミ製丸芯に樹脂被覆製

 

*鉄製芯に樹脂被覆製

屋外用手すりの丸状でないもの

左から

 

*ステンレス製の断面が長方形

 

*アルミの芯で断面が楕円形