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糖尿病で脳梗塞を発症した方の住宅改修

ケアマネからの連絡で、糖尿病患者の住宅改修の依頼があった。

 

最初に訪問した時に、脳梗塞もあると言われて、改めていろいろと確認した。

 

対象者はマヒが多少あるものの、ゆっくりゆっくり歩いている。

 

しゃべりはゆっくりだけど意思疎通は問題ない。足の一部が壊疽していた。

 

 

 

ここで何が出来るか出来ないかを聞き、動きに関する要望も聞いた。

 

要望の一番は自宅での入浴を楽しみにしていて、浴室に手すりを希望していた。

 

浴室の壁は少し黄ばんだようなユニットバスで時代を感じさせるような雰囲気があった。

 

壁がプラスチック製かその類似品の今どき見ない仕様になっていた。

 

ここに手すりを3か所、付けたいとの事だった。即、壁を確認、磁石の反応なし。

 

対象者は見た目から体格のいい人、改めて体重を聞き、設置できない事を説明した。

 

 

 

ユニットバスの壁を指で押すと裏地に断熱材くらいの何かの反応は

 

あるものの動きがプラスチックに類似するような柔らかい動きがした。

 

仮にこれに手すりを着けたとしたら、劣化したプラスチック類では

 

手すりに力が入った場合、壁が割れる可能性が高い。危険性が高いと予測した。

 

仮に体重が40kgを下回る女性の場合は対象者了解のもと設置する場合がある。

 

今回の対象者に壁の現状を説明した。 ユニットバスを全面リフォームするか、

 

ユニットバスの壁の裏側に下地を貼り付けるか、これらの方法を説明した。

 

どちらかになるでしょう! どちらにしても、結構なリフォームになることも説明した。

 

 

 

今回のプラスチック製のようなユニットバスを見ることはほとんどない。

 

現在、一般的なユニットバスはほとんどが後着け手すりは設置可能です。

 

しかし、マイナーなユニットバスメーカーの場合、問題点が出てきます。

 

例えば、マイナーなメーカーでありました。組み立ての段階で裏側にフレームがあるため、そのフレームが邪魔して、着けたいところを外さざるおえないことがありました。

 

 

 

一般的に、高齢者や障害者にユニットバスを進める場合は進める手順があります。

 

ユニットバスと言っても、出来合いでなく、組み合わせが可能です。

 

部品の検討ができて、適切な環境が組み合わせられます。

 

建物の現状に合わせて、使える部品を消去法に従って組み合わせていきます。

 

対象者自身が一人で入るにしても、介助者が付き添うにしても、なるべく使いやすい

 

状態をセットするのが一番だからと考えるからです。

 

 

 

今回の対象者は手すりの設置もなく、デイサービスに行くことになった。